聖光学院は、1958年にキリスト教教育修士会によって設立されたカトリックのミッションスクールです。『カトリック的世界観にのっとり、人類普遍の価値を尊重する人格の形成、あわせて、高尚、かつ、有能なる社会の成員を育成する』ことを建学の精神としています。ここに述べられた「カトリック的世界観」とは、イエスが示された価値観にほかなりません。イエスは弟子たちに、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネによる福音書13:34)と諭し、これを「新しい掟」として与えられました。学院の名称である「聖光」とは、愛によって聖なるものとされた光のことで、信条・人種・才能・社会的地位にかかわりなく、万人を愛し敬う精神はこの世に光をもたらします。聖光学院は、このような精神に充たされた「紳士」を育てることを使命としています。「紳士」とは、見えないものへの畏怖を忘れず、奉仕と献身の精神をもって、万人を愛し敬う人のことです。聖光学院では「紳士たれ」ということばのもとに、謙虚な愛に満たされてこの世に「聖光」をもたらす人物を育むことをめざしています。そして、「世の光」としての「聖光紳士」たちを世界に送り出すことを神から与えられたミッションと考えております。